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003.星音早那とは?

時代を作るNEWフェイスたちのインディビデュアルWEBマガジン!

独特なオリエンタリズムな世界観を魅せてくれるモデルの「星音早那」ちゃん。
今日はそんな彼女に色々と質問してみました。

−いつから服を着飾ることに目覚めましたか?

「着飾る」行為に目覚めたのは、それこそゴシック&ロリィタな服装を嗜むようになってからです。なので、高校生ぐらいでしょうか。ゴシック&ロリィタ自体には小学生の頃から興味があり、中学生頃には「KERA」や「Gothic&Lolita Bible」を愛読したり、こそこそファッション小物を収集するようになっていました。
自分自身が意識して着飾ったといえるのは高校2年生のとき、ゴシック&ロリィタを好む方々が集まるイベントにはじめてロリィタファッションで参加したときですね。
当時はお化粧もしたことがなく、今思うと少し恥ずかしくなるようなスタイリングだったかもしれませんが…同じ趣味の人がいて、各々素敵な着こなしをされていて、飛んでもなく刺激を頂いたことを覚えています。
その時に出会った友人の何名かは今でも仲良くしていて、しばしばお茶をご一緒して楽しい時間を過ごしています。

ゴシック&ロリィタファッションがきっかけでメイクをするようになりましたし、お洋服のコーディネートも徐々に意識するようになりました。ある意味ゴシック&ロリィタファッションは私の美意識を高める役割を担ってにいるような気がします。

−何者ですか?

何者ですか?という質問には、なんとお応えするのがベストなのでしょうか…(笑)
私自身は日本国籍の20代女性。仕事は色んな事をつまつまと行っていて…説明が面倒なので、重要な書類以外は無職ということにしています。ストリートスナップには魔法使いと記入していますが、表記してくれる雑誌さんはなかなかありませんね…

−色々と海外へも行かれてるということですが印象に残る日本以外の国のエピソードを教えてください。

まだまだ比較対象が乏しいのですが、一番印象に残っているのはカナダのバンクーバーでしょうか。
カナダにはこれまでの人生で2度訪れています。

1度目は14歳の時、姉妹都市交流の一環で青少年親善大使として選抜され、市内中学生の代表で飛びました。当時の私の目にバンクーバーという都市は、野うさぎがいる自然豊かな都会という印象でした。日本の生活圏に野うさぎがいる状況がなかったので、なんだかそれだけで物語の中に迷い込んだようなファンシーな気持ちになりました。

2度目は22歳の時、語学留学という名のお遊び旅行でしばらくの期間滞在しました。
カナダという国はもともと色んな国にルーツを持った方が生活されていて、バンクーバーではアジア圏にルーツを持った方々も多くいらっしゃった印象でした。
毎週のようにそれぞれの国のお祭りだったり、イベントや催しが行われていたり、生きた様々な文化を体感できるのも楽しかったですね。
滞在中に現地で開催された日本のアニメイベントにも参加しましたが、会場はとても沢山のコスプレイヤーさん達で埋め尽くされていて、日本のサブカルチャーの偉大さも改めて実感しました。物販エリアでは日本のロリィタブランドも参加していて、危うくお洋服を逆輸入してしまうところでした…

自然と文化と共に生きている都市…
住み心地がよい都市なので、またうっかり足を運んでいそうです。

ロリータファッションを星音早音的な定義で説明してもらえますか?

広義的にはレースやフリルを用いた物語に出てくる少女のようなお人形のような服装というのが定義でしょうか。

私的な定義でいうならば、「気合の入った普段着」です。
過去にはその目立つ服装ゆえに様々な独自のルールがあったようにも思われますが、今はそこまで気にしなくともいいのではないかと考えています。
ロリィタファッション云々の前に人として、他の人を思いやる配慮があれば大丈夫なのではないかと思います。
ロリィタ服の下にパニエをしっかり目にいれて、ほわっとしたシルエットを出すのが私は大好きなのですが、予め人混みはなるべく避けるようにしてます。
待ち合わせは通勤ラッシュの時間帯を避け設定したり、電車に乗るときは出入り口を避け隅っこで立っていたり、それでも都心は人が多いですからなかなかに難しいのですが…

話が脱線してしまいました…定義に戻しますと、気合の入った普段着はお出かけまでに選択の連続です。
コーディネートを上から話していっても、地毛をアレンジするのかウィッグを使用するのか、ウィッグを使用するならどのカラーどのスタイルにするか、コンタクトをするのか否か、メガネの場合は…とお出かけするまでに止まらない選択肢でいっぱいです。
逆を言うなら、頭の先から爪の先、足の先まで様々なスタイリングが楽しめるファッションなのです!
人気の柄や形のお洋服は他の愛好家さんと被ったりもしますが、スタイリングによって全く違う印象を引き出せます。
それが楽しくて、ついつい「気合の入った普段着」で着飾ってしまいます。

−好きな音楽、アーティストはいますか?いれば何処が好きですか?

好きな音楽はドラムンベースです。好きになってから日は浅いので、レーベルもアーティストも知識はあまりないです。クラブの大きなスピーカーで鳴る低音に惚れてしまい、自分自身昨年末にDJ(選曲係のようなもの)デビューしてしまうほどには、はまっています。
アーティストはCommand Strangeが好きです。音の使い方が感覚的に好きです。

20年後の自分は何をしていますか?

結婚して子供たちもある程度大きくなって自律できるころだと思いますので、
「じゃ。ママとパパデートしてくるから、家のことは頼んだ!」と残して、夫婦水入らず、温泉地までバイクツーリングする週末を送っていそうですね。

−恋愛対象者はいますか?

います。現在が人生で最も恋愛している感じですね。
可愛いものを愛し、他人を思いやることができるのに、自分を芯から感情表現することは若干不得意な相手です。少女漫画に出てくるヒロインみたいなところがありますね。
器用なのか不器用なのか、出会って1年半ぐらい経ちますがいまだに未知の生命体です

確かなのは、一緒に過ごす時間は私にとってとても心休まる穏やかなひと時ですね。
いつか年間333日ぐらい一緒に過ごせるようになりたいです。

−ビットコインを持っていますか?

ビットコインは残念ながら保有してないですね。
私の周囲でも流行っているようですが、口座開設申請をするのが面倒で…(笑)
たまにチャートを見てる時もありますが、半日での乱高下するので私にはあまり向いてないような気もしてます。

ビットコイン自体仮想通貨界の主軸通貨みたいな側面があるように思えます。
他の仮想通貨のチャートを見たとき、対ビットコイン比で価格がついていることもあり…何が何だか…(笑)

とりあえず素人の私でもわかるのは、適正価格と乖離しすぎているということですね。
美味しいお話も痛いお話もたくさんなので余力ができたら…参戦しようかな(きっとしません)

− 高校の時は何に夢中でしたか?

ゴシック&ロリィタファッションとオンラインゲームに夢中でした。
いわゆるゲーム廃人でしたね。リアルに「私がいないとパーティーが全滅しちゃう(回復・補助系ジョブ)」でした…(苦笑)

ファッションについて語ってください…ファッションとは?

服飾を専門的に学んでないので感覚的な私の定義ですが、
ファッションとは、「手っ取り早く自分を魅せる手法」だと考えます。
一口にゴシック&ロリィタファッションといっても、私自身ゴス(悪魔崇拝的、退廃的な闇を抱えているような服装)の時もあれば、甘ロリ(パステルカラーを基調とした可愛らしい服装)の時もあり、友人内でも「会うたびに違う人だからわからない」と言われています…(笑)

広義にファッションは文化ですから、担い手がいなくなればそのファッションは消滅してしまうこともあり、自分の好きなファッションは積極的に生活に取り入れるよう心がけています。

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今回は横浜中華街で文明開化時代の日本をテーマにしてみましたが、彼女のオリエンタルなルックスと個性が見事にマッチングしてカッコイイ世界が作れました。

これからも「星音早那」を宜しくお願いします。次回もお楽しみに!

model:星音早那

ゴシック&ロリィタモデル。ランウェイモデルや被写体モデルとして活動し、自身もゴシック&ロリィタファッションを主体としたスタイリングを得意とする。
一方4000年以上蓄積され続けているデータ、西洋占星術をツールとして用い、自然のリズムに合わせた現代社会のライフスタイルを探究している。

Fashion Design&Editor:Naoto Hirooka(h.NAOTO)
Photographer:Mai Kushida(@kushida.official)
Graphic Design:GASHICON

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